窓の鍵にもダイヤルロックを導入

セキュリティーの要と言えカギです。住居、会社、事務所、ガレージ、金庫など、あらゆる場所のセキュリティーやプライバシーを守るのはカギなのです。
カギはデジタルの世界においても絶大な力を持っています。むしろデジタルの世界ほどカギの重要性が感じられる世界はないのではないでしょうか。パスワードやIDに代表されるデジタルのカギは、まさしく世界を管理し支配する力の象徴と言えるでしょう。
しかしいかに防犯性能が優れたカギであったとしても、それはあくまでも不正解錠に対する耐性であり、決して万能のものではありません。侵入盗が使う手段は決して不正解錠によるものだけではないのです。

わたしが以前、実家で暮らしていたころ、留守中を狙った空き巣に侵入されたことがあります。幸い実家では家に大した貴重品などなく、現金もほとんど置いていませんでしたので被害は最小限度で済みました。それよりも実際に犯罪者が侵入したという事実のほうが恐ろしくて、しばらくは夜も眠れなかったのを覚えています。今思えば金銭的な被害よりも精神的な被害のほうが大きかったように思えるのです。
そうした実体験があったからでしょうか。わたしは就職して独り暮らしをはじめたあとも、防犯対策には非常に神経質でした。特に実家で入った空き巣がガラスカッターを使ってクレセント錠を外し、窓からいとも簡単に侵入したらしいと聞かされて依頼、必ず窓のカギはダイヤルロックに付け替えています。

クレセント錠は仮に予備のロックをつけたとしても、窓の一部を割られて解錠されてしまっては、ほぼ無抵抗になってしまいます。侵入盗もそれが分かっていますから、防犯性能の比較的高い玄関ドアをピッキングするよりも、より容易く侵入できる窓を狙う率が圧倒的に高いのです。ダイヤルロックも万能ではありませんが、少なくとも従来の窓ガラスのカギよりは、防犯性能も高く、侵入までの時間も稼げると言えるでしょう。