折れかけの鍵を使い続けている

マンションの景観に関わる変更については、マンションの管理組合の承認がないと行うことができないことになっています。
管理人さんにそう言われたときは、一瞬何が言いたいのか分からなかった。

自分がお願いしたのは、自分の部屋の錠前を交換したいという内容だ。そもそも入居時渡されたカギは、使うたびになにかに引っかかる感じがしていた。それをだましだまし使っていたが、ついにこの前、会社の出勤前に鍵穴から抜けなくなったのだ。
朝の忙しい最中冗談じゃないってところだが、なんとか引き抜いたカギは明らかに曲がっていたし、その日帰宅してカギを使ったときの妙な引っかかり方は、かなりやばいレベルだなと感じられたのだ。
それで次の日知り合いの鍵屋を呼んだら、カギそのものも折れそうだし、新しいカギを作っても錠前そのものがずいぶん傷んでいるから、結局また引っかかってすぐダメになるかもしれない。それなら錠前ごと交換した方が良いと言われたのだ。

ところがそれを管理人に話すと、すぐに錠前を交換することはできないというのだ。確かにドアノブは廊下という共用部に面しているから、景観と言えばそうかも知れない。ただ別にドアごと交換しようというわけじゃないし、シンガポールのマーライオンみたいなドアノブを付けるつもりもないのだ。
しかしどんなに事情を説明しても、管理人は交換工事にOKを出さなかった。マンション側の承認がなければ鍵屋も勝手に工事はできない。後で揉めるようなことはしないし、させられない。しかたなく、次の理事会が開催されるまで折れかけの鍵を使い続けることにした。
そう言えば昔住んでいたマンションの立体駐車場のカードキーが折れ掛けていて、交換費用は1万円だと言われたから、引っ越すまでセロテープで補強して使い倒してやったけど、今回もそんな感じになるのだろうか。

ホント、カギのことになるとオレという人間は、まったくもってツいていないようだ。